理想と現実のギャップが苦しいときは、過去を丁寧に振り返ってみよう。

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(この記事は、「協力隊の活動中にモチベーションが下がったときに試したい 10 のアイディア」その5についての補足です。)

協力隊で何やってるの?と聞かれて

「うーん。一応、△△の活動をしているんだけど、これといって何もできてないです・・。」

と答えるひと、けっこう多いんですが、それは だと思います。
なんにもしてないなんて、ありえない。謙遜しなくていいんですよ!

でも、そういう言葉がでてきちゃう気持ちもわかります。

そうなる理由は2つあって、

ひとつは「理想が高い」こと。
持ってる理想が高いので現実のレベルとの差に納得がいかない。

もうひとつは「理想がはっきりしてない」こと。
めざすべきゴールがわかってないから、何をしても進んでいる気がしない。

理想が高くても、モチベーションも同じく高い状態のひとなら、あえて過去を振り返る必要はないです。そのまま突っ走って!Facebookに思いを発信して、やる気増幅してください。

もし活動へのモチベーションが下がっていて、

  ・理想と現実のギャップが苦しくて、何もできない自分を責めてしまう。

  ・周りと自分を比べて焦る。でも、どうしたらいいのかわからない。

そんな気持ちになってしまう場合には、一度冷静になって、いままで積み重ねてきたことを丁寧に振り返ってみることをおすすめします。

 

ほんの小さな変化が、希望になる

川

知らない場所、途上国、言葉もろくに通じない・・という状況にポンとおかれると、心細くて、自分を過小評価してしまいがちです。

「言葉がしゃべれない」
「同僚に頼ってもらえない」
「何の成果も残せてない」

そこで悔しさをバネにして頑張る元気のあるときはいいですが、その元気がないときは できるようになったこと に意識を向けてみてはどうでしょう。

例えば私の場合。このあいだ、同僚がいつものようにワーワー文句を言ってきました。

「そんな掃除の仕組み(5S)をつくっても意味ないよ」
「こんなバッグ(新作デザイン)の形じゃ売れないよ」
「なんでプロジェクトメンバー全員にやり方を教えないの」

何も手伝ってくれないのに、口ばっかりー!!!!!やることなすこと文句ばっかりー!!!!
カチンときて、やる気なくなりました。どうせ何もできてないよ、と。

リス

でも、冷静になって考えてみると、活動当初から文句ばっかり言われるのは変わらないけれど、2年の時を経てその文句の内容は変わってきてるんです。

活動をはじめたばっかりの頃だったら、こんな感じでした。

     「 無言 」 (そもそも興味をもたれてなくて何も言われない)

     「とにかく数をつくらないとダメ!」 (デザインまで考える余裕がない)

     「お金も材料も、村のメンバーに管理させちゃダメ!」 (村の女性達が信頼されてない)

しかも、私がぜんぜん語学ができないので、一方的に同僚たちにワーワー言われるがままになってました。

 

でも今は。

・同僚に言われたことに対してちゃんと反論できる、議論できる、相談できる。

・同僚のプロジェクトへの理解が深まって、アドバイスが的確になってきた。また、交通手段の確保など協力できることはすんなり聞いてくれるようになった。

・最初はお金やモノの管理・部屋の掃除など全部を協力隊ボランティアだけでやっていたけど、村の女性たちだけでできることが増えてきた。

大きな理想(ボランティアがいなくても継続して収入が得られるようにする)を考えたら、今の状況はめざす成果にまったく達していません。落ち込みます。でも小さい変化を丁寧にみたら、確実に前進してます。前進し続けたら、いつか目標にたどり着けるはず。

思うような成果がでなくて焦っているときには、客観的に、積み重ねてきた小さな努力を振り返ってみましょう。それ以上の成果はないし、その小さな一歩の先に未来は続いてます。

 

変化を振り返るために、日記や写真を残しておく

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活動を振り返って進捗を確認するのに、日記をつけておくと役にたちます。わたしは手帳を日記がわりにしています。毎日つけられるほどマメじゃないので1週間ぶんくらいまとめて記入します。日々のできごとを1ページごとにメモしておいて、時間のあるときにまとめて月の見開きページに概要を書き写しておくと、ひと月の流れを俯瞰してみれるので振り返りやすいです。

日記を書くのが面倒なひとは、こまめに写真を撮るのもおすすめです。プロジェクトメンバーがはじめて自主的に掃除をした日のことも、すっかり忘れてたんですが写真を整理して思い出しました。

 

もし「めざすべきゴールがわからない」なら

ふね

これまでにやってきたことを丁寧に振り返ってみても、もやーっとして、今やるべきことがわからない。そんな場合は、そもそも理想の設定が曖昧になっているかもしれません。

「要請内容」「同僚のやりたいこと」「自分のやりたいこと」を紙に書き出して、なにが重なるポイントか考えてみましょう。

要請内容と配属先の希望することが一致しないよー(泣)というのはあるあるですが、そういうことになっても困らないように、たいてい要請書にはメインの内容の他にふわっとしたことが書いてあります。「地域住民の生活改善」とか、「配属先スタッフの技術向上」とか。そこからアイディアを膨らませていきましょう。

要請書にぴたりあてはまる活動ができれば一番だし、配属先のリクエストに応えられるほうが良いですが、最終的にゴールをどこに置くかは「ボランティア自身の決めの問題」です。会社に勤めていたら、上からゴールとタスクが降ってきますが、協力隊ボランティアの場合は、自分以外は誰も決めてくれません。

最初は、自分のやりたいことと、配属先の意向をあわせるのが難しいかもしれません。それはお互いのことを知らないのであたりまえです。でも、まずは、決めて、形にしてみて、「どう思いますか?」ってきいてみてください。企画書でイメージしてもらえなかったら、実際にやってみてください。

そうしてるうちに、だんだんとゴールのすりあわせができてきます。足並みが揃うまで1年半くらいかかるかもしれませんが、そこにたどり着くにも、まずば自分で「決めて動く」ことが最初の一歩。進んでみて途中で違うなと思ったら、変更すれば大丈夫です。失敗を恐れてなあなあにするのはやめて、すぱっと、決めましょう。

というわけで、モチベーションが下がったときに試したい10の方法、その5でした。
次回はその6、「自暴自棄になって甘いものを食べる」をお届けします。

さて、今日はもう疲れてやる気がでないので、諦めて寝ます。ほしあーみ。

 

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